先日、珍しく会社の同僚と海釣りに行きました。
6月末、夜10時過ぎ同僚に家までピックアップしてもらい先ずは24時間営業している東陽町の上州屋へ買い出しへ。
私はウツボ狙いだったので、同僚に勧められワイヤーリーダーを購入。タックルはシーバス用に購入したライトクラスのロッドとPE1号を巻いている3000番のリールです。リーダーは14ポンドのバス用のラインが余っていたので、これを代用しようと思っていましたがワイヤーリーダーを購入して正解でした。
車を走らせ夜明け前の3時くらいに釣り場に到着。この日は沖堤防での釣りを予定しており、渡し船屋さんに5時に行くことになっています。
1時間30分ほど、車中で仮眠をとりうっすら空が明るくなった頃、起床し渡し船屋さんにいきます。
感じの良さそうなおじいさん船長とおばあさんがいました。ポイント等を教えてもらいいざ沖堤防です。ちなみに3000円でした。5分ほどで沖堤防に到着。初めてだったので期待が高まります。
私たちしかいなく貸切です。タックルを組み、いざウツボがいそうなテトラにあらかじめ用意し持参したサバの切り身をブラクリ(ジグヘッド的なもの)にセット。するとものの10秒ほどでコンコンと辺りがあります。
エサをカジっている感じはありますが、本あたりはなかなかありません。1分ほど我慢して待ったとき、ついにグググーと引き込まれるような辺りがあります。
間髪いれずフッキング!のりました!巣穴に引き込もうとすごいパワーで引っ張れます。しばらく耐えていると水面にやっと浮いてきました。見えた魚体はかっこいい虎柄の巨大ウツボです!しかし手前まで引き寄せたとこで、最後の抵抗でデスロール!あっ、あーと声がでます。ワイヤーリーダーごと持って行かれてしまいバラしてしまいました・・・。
1mはあろうかというブリブリに太ったウツボでした。
千載一遇のチャンスを逃してしまい、肩を落とします。
しかしまた気持ちを入れ直し、再チャレンジ。
先ほどと隣のテトラの穴にサイド落とします。するとまたもすぐにあたりが。
同じく本あたりが来るまで我慢します。しかし興奮が冷めていないため、少し引き込まれたところで待てずにフッキング!もちろんのりません。
ウツボ釣りは引き込まれるような本あたりが来るまで我慢することが大事のようです。
そうこうしていると本あたりが!渾身のフッキング!先ほどより簡単によって来ました。先ほどより2回りくらい小さいウツボでした(痩せてはいましたがそれでも60センチはありそうでしたが)
ネットを使い慎重にランディング!釣れました。よかったーと胸を撫で下ろします。
牙が危険なのですぐにクーラーボックスに入れ氷締めします。無理に針を外そうとすると危ないので、リーダーから外します。
その後も何度かチャレンジしますが、あたりはすぐあるものののらなかったり、途中でバラしてしまいます。
ワイヤーリーダーが底をつき、仕方なくリーダーをフロロ14ポンドに変更。
再度、テトラの隙間に落とし込みます。
案の定、あたりはすぐにあります。どれだけウツボいるんだよと思いながら、本あたりが来るまで我慢します。
数分が経ち、いよいよ本あたりが!すごい引きです!バスやナマズといった泳ぐ引きでななく、巣穴に引き込もうとするトルクのある引きです。本来なら一気に勝負をかけパワー勝負をした方がいいのかもしれませんが、このタックルだと危険です。リールは巻かず、竿を立てて我慢くらべをします。ちなみにロッドは尋常ではなく曲がっています。
しばらく耐えているとウツボが出てきた感触がありました。パワーはあるもののスタミナはあまりないのかもしれません。
そして無事・・・ネットイン!
1匹目のバラしたウツボよりは小さいですが、丸々と太ったいいウツボです!
リーダーから外し無事にクーラーボックスに入れました。しっかり蓋をした瞬間。クーラーボックスの蓋を吹き飛ばすくらいのドンという衝撃が。ウツボが暴れています。それにしてもすごいパワーですね。
後で見たら14フロロが見たこともないほどボロボロになっていました。よく切れなかったな・・・。
そのあともあたりはあるも、バラしてしまい釣果は2匹でした。
しかし、虎柄でかっこいいフォルムの海のギャングウツボを釣ることができて満足です。
帰りは近くのお店で海鮮丼を食べて帰宅しました。
帰ったら、同僚からもらったメジナ1匹を含め3匹を捌きます。
ウツボですが、ぬめりを落とす必要がありますが、鱗を落とす必要がないので割と簡単でした。
本来なら目打ちしてうなぎのように背開きをするらしいですが、我が家にそういった道具がないので腹開きにしました。
皮は弾力があり、包丁では切りにくいのでキッチンバサミで切りました。
身は白身で、大型のウツボの方は手が脂でテカテカになるくらい脂が乗っていました。臭みはほとんどありません。ちなみに尻尾の方は骨が多くて食べるのは困難だそうです。
水分と臭みを抜くために、1日寝かして
先ずはフライ。
クセがなくとても美味しいです。皮もプリプリで美味しいし、皮と肉の間のコラーゲン質の部分も美味です。
やはり大型で太ったウツボの方が味もよく、食べ応えがありました。
そして2日目は・・・、ウツボ丼!
もちろんウナギとは違いますが、美味しいです。
次は塩焼きや煮付けも試してみたくなりました。
自分で釣った魚を美味しく食べれることはバス釣りにはない楽しみですね。
簡単に釣れて捌くのも簡単で美味しいウツボ。海釣りの外道と言われていますが、釣れた時はぜひ持ち帰り食べてみてはいかがでしょうか。
タックルは強め、PE1.5から2。ワイヤーリーダー要。生きている時は針を外さないことがポイントです!
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