ナマズ釣行記

まだバス釣りを始める前、電車で近場の川へよく行っていました。この頃、私は鯉釣りが一段落し、次はナマズ(マナマズ)を釣ることに心血を注いでいました。何度か鯉釣りとは違う近場の川(と言っても電車と徒歩で1時間ほどですw)へ通うこと数回目の話しです。

そもそもナマズがいるかどうかもわからない川によく何回も行ったなと思いますが、この頃は竿を振れるだけで楽しかったです。しかしナマズ釣りというのは、YouTubeやブログ、ツイッター等を見てもブラックバスやシーバスほど目にする機会が少ないですよね。ただナマズ専用ロッドやルアーも発売されており、特定のファンは多いのかもしれません。例外としてアメリカナマズ釣りは霞ヶ浦ではメジャーですけどねw

初めてナマズを釣ったのは4月初旬。普段は昼間の釣行が多かったですが、リサーチの結果、ナマズは夜行性で夕方から夜にかけてが釣りやすいということがわかりました。昼間にナマズを釣るデイナマも流行っているようですが、やはり夜の方が活性が上がるのは間違いないようです。

この日はおそらく16時くらいに最寄りの駅に着いたと記憶しています。駅から釣り場まで歩いて行き、いつもの橋脚の下にエントリーします。この場所で釣りをするのも45回目でした。どうせ釣れないと思い、初めて購入したベイトタックルの練習のつもりで気持ちよく竿を振っていました。ルアーは根掛かりのリスクが少ないフロッグです。

時間が夕方に差し掛かり通行人も増えてきました。住宅地の中にあり、公園で遊んでいた子どもが家に帰る時間のようです。またこの日はJリーグの試合があったらしく駅に戻るサポーターも大勢目にしました。

川幅は15mほど。対岸にキャストし一回岸に乗せます。そしてちょこちょことドックウォークで誘います。岸から2mほど引いたきたところでロッドに違和感を感じ、同時に水面がモアっと盛り上がります。

鯉が多いポイントのため鯉の魚体にあったのだろうと思っていました。そしてまたキャスト。またモアっと水面が割れます。「何かがいる」それは間違いないようです。

それから数投目、竿に重みがのりしなります。この頃はフッキングなどわからなかったので、とにかく無我夢中でリールを巻きました。そして手前まで寄せ抜き上げました。目にした魚体は念願のナマズです。焦がれていたナマズを釣れて感無量です。しかもベイトタックルでの初の釣果です。

嬉しくて何度も写真を撮りました。愛嬌のある顔、ペトペトした体、そして迫力のあるバイトシーン。とにかく嬉しかったです。

その後も数十分釣りを続けていましたが、子ども連れの父親が「何が釣れるんですか」と声をかけてきました。「さっきナマズ釣れました」と答えると「ナマズなんているんですか」驚いていた。地元の人にもあまり馴染みがないんですね。

この日は釣果に大満足し意気揚々と帰路につきました。

おまけ

このナマズはリリースしましたが、以前ナマズ(マナマズ)料理を食べに行ったところ、美味しさに驚愕しました。

お店は埼玉県吉川市の「ますや」さんです。

ますや 埼玉県吉川市
うなぎ・なまず・川魚料理は、埼玉県吉川市のますや。「吉川に来て、なまず、うなぎ食わずなかれ」

なまずコースを頂きました。

なまずの刺身、天ぷら、たたき上げ、南蛮漬け、蒲焼のコースでボリューム満点。どれも美味しくて舌鼓を打ちました。お値段はこれだけのクオリティと量で3890円でかなり満足できました。

ちなみに刺身だけは養殖でないと許可が下りないとのことでしたが、他の料理は天然物だそうです。

近郊の方はぜひっ!

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