船舶免許記事の続きです。前回の記事はこちら
試験当日!羽田会場!
泣いても笑っても試験当日です。集合時間は8時30分。大鳥居の駅を降りコンビニで昼ごはんを買い、集合時間の15分ほど前に会場に到着。門扉は開いていたものの教室には誰もいない・・・。
おかしいなぁと思いながらとりあえずコーヒーでも飲んで待とうと思い、近くの自販機で購入。会場に戻ると受験生らしい人がひとり。私より少し若そうな30歳前後の男性の姿が。
「おはようございまーす」と声をかけ入口で少し談笑。
「今日の生徒は2人だけっぽいですねー」と話していると5分くらい前になり、管理人らしき人が来て「ヤマハの先生、今来ますから上の教室で待ってて下さいね」と通されました。
教室でも少し話し、相手の方が「今日は2人ですけど、ハイシーズンの夏は予約取れないくらいの時もあるそうですよ」と教えてくれました。
そうこうしていると、相手の方が窓の外を見て「あっ、先生来たみたいですよ!」と1台のボートが颯爽と入港。ピタリと着岸。素人目に見ても全く無駄のない操船。2人して「すげー!」と盛り上がっていると先生が教室に到着。ベテランの優しそうな先生で一安心。
まずは先生から会場施設の説明と試験の概要、本日のスケジュールの説明がありました。
12時30分まで実技講習で13時から実技試験、その後に学科試験というスケジュール。昼休憩は勝手に1時間と思っていたので少し驚きながらも、1分でも多く船に乗っている時間を多くできてありがたい!と率直に思いました。
実技講習開始!
9時前には1階に降りてまずはロープワークの練習。先生の指示に従って色々な結び方を。実技講習全般に言えることですが、教科書で覚えて来たことを確認され、先生から試験や実際の操船についてのアドバイスをもらえる場という印象でした。
実技講習で教えてもらえるからと、実技NO勉で行くと大変なことになります。おそらく他の生徒にも迷惑がかかるし、何よりいくら先生に教えてもらえるとは言え、短時間で一から学習し合格水準に持っていくのは私には無理だと感じました。
ロープワークが終わり小休憩。先生も気さくな方で、「お二人とも釣りですか?どの辺によく行かれるんですか?」等々、話をしてくれ緊張をほぐしてくれている感じがしました。
その後は発航前点検、機関運転(エンジン始動)、トラブルシューティングです。
前述しておりますが、教科書を何となく斜め読みしている程度では危ないと思います。
そしていよいよ出航です。先生から出航したらお昼まで戻らないのでトイレ休憩して、気候も乾燥しているので飲み物も持っていきましょうと優しいお言葉が。
実際の教習艇 思ってたより大きい!
そのあと船に乗り込み先生の運転でマリーナの外へ。時計を見ると10時少し前だった気がします。実技講習は12時30分までだから、あと2時間半。
生徒は私を含め2人なので、自分が練習できるのは実質半分の1時間15分!それだけで大丈夫か?と不安になりましたが、ここまで来たらやるっきゃない。先生のアドバイスを一言も聞きのがさないように気合を入れ直しました。
最初は真っ直ぐ進むだけで難しかったですが、先生の教え方が上手で全体を通して何とか形にはなりました。不安は残りますが、あとは試験に臨むだけです。ちなみにヤマハの先生は試験監をやれず、別の国土交通省認定の団体の方が来て採点するそうです。
蛇足ですが、私は軽く船酔いしてしまいました。自分が練習している時はそれどころではないので大丈夫ですが、もう1人の方が運転している時に酔いました。船酔いしやすい方は、薬を持参した方がいいかも知れません。
あと先生が講習終了後に、「もっともっと教えたいことがあったんですが、半日の講習だと限度があるんですよね」と悔しそうに話されていたことが印象的でした。
半日講習だと試験に合格するための必要最小限のことしか教える時間がないということでしょう。
私はレンタルボートしか運転する予定はありませんが、運転するコツや海上で注意すべきこと等はやはり1日講習でなければ教えてもらう時間がないと思うので、海上での運転が前提の方やプレジャーボートやフィッシングボートを運転する方は実技1日コースを受講する方がいいかもしれません。
そしてお昼休み。私は昼食を持参して来たので、食べながら実技の教科書を見て復習を。もう1人の方はコンビニへ買いに行きました。休憩時間は30分しかないので、昼をゆっくり過ごしたい人は昼食を持参することをおすすめします。1番近いコンビニまで往復15分くらいかかります。
意外な落とし穴が!
13時になり試験監の方が来られ、試験の概要をお話しされまずは身体検査です。しかし、ここで予想にもしていない落とし穴が!
視力検査のあとに色覚検査があります。検査機器を覗き込み、ランダムに表示されるランプの色を答えます。ランプの色は赤、緑、白。一個の色につき2回表示され、6問全問正解で合格とのことです。
検査後、試験監の方から「ちょっとそこで待ってて下さい」と横の椅子へ誘導されました。もう1人の受験生の方は、あっという間に検査が終わり、実技試験会場へ。「?」な私に先生が「色覚検査に合格しないと今日は試験を受けることができません」と。
ここで自分が不合格だったことを理解し、「まじっ!?もう9万円も払ってるのに!」と多少動揺。赤は確実に判断できていたので、白と緑を間違えていました。白ランプは黄色っぽいというかアイボリーがかっています。白と緑の2つのランプの色が違うのはわかるのですが、どちらかというと緑がわかりづらいように感じました。
今まで色弱と言われたことは一度もなく、自分の見ている色が全て正しいと思い生活しているので自分自身意外というかショックでした。加齢に伴い色覚が弱まって来たのでしょうか。
2回目の検査では合格となりましたが、自分が色の判断に弱いところがあるとわかったので、海や夜間に運転することはないですが、する場合は十分に気をつけようと思いました。
何にせよ色覚に不安のある方は、事前にヤマハさんに相談されるといいと思います(HPにも載っています)
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