片倉ダム釣行記8

今シーズン最後の片倉ダム。有終の美を飾る良い釣行ができました!

レンタルボート笹川さんから出船!

11月中旬。月初までは動くと汗ばむほどの暖かい日が続いておりましたが、先週からグッと寒くなり、早朝は吐く息も白く、手もかじかむほどです。

出船時間に余裕を持って、いつものレンタルボート笹川さんへ到着。ボート上でタックルを組み630の出船時間に桟橋を後にします。朝もやがすごくとても幻想的な雰囲気です。

ちなみに他の釣り人はへらの方を含め10組ほどでした。

モーニングバイトはあるか!?

まずは地下トンネル入り口で朝一フィッシュを狙います。友人は巻きで、私はノーシンカーで探ります。

冬にトラウトをするために買ったSULのロッドにMMZをつけフォールバイトを狙います。軽くて投げやすいです。

フィールド状況は、外気の寒さとは裏腹に桟橋付近で16度程度はあります。水面は静かで湖上を見回してもボイルは見られません。また見えバスはおろか魚影も確認できません。

ひとしきり探りましたが、反応はありませんでした。日陰でさらに身体が冷えたため、ウルトラライトダウンと、靴下用カイロで釣りに集中できるコンディションに。

痛恨のばらし!

近くの岩盤エリアに移動します。先ほどはミミズ系ルアーで反応が見られなかったので、ここでは小魚系のドライブシャッドを試してみます。

3.5インチ。チャターベイトのトレーラーとしても使っています

ここは朝日が差し込み水面がキラキラ輝いています。岩盤から距離をとり、ロングキャストで広範囲を探っていきます。

そして立木に向かいキャスト。ゆっくりと巻き始めます。立木を通過するかのタイミングでゴツンというあたりが!

ラインテンションを保ったままボート付近まで寄せます。「朝一から好調だっ!大事にっ、大事に・・・」そう呟いた瞬間、バスがジャンプ!竿から重みがなくなります・・・。痛恨のバラしにうなだれます。ただ今までノーマークだったエリアを開拓でき、今後につながる経験になりました。ボート屋さんからも近いし、手早く探れて良い場所です。

その後は地下トンネル出口付近へ向かいます。途中気になる箇所を探りましたが、反応はありません。

このエリアで1匹を!

地下トンネル出口に到着。今日は田代筋方面と笹川筋上流部は捨てていたので、ここではじっくり時間を使い探っていきます。このエリアで絶対一匹出すんだ。竿を握る手にも気合が入ります。

まずは岩盤付近、MMZでここぞという所に落としますが、竿が曲がることはありません。次はレイダウンにパワーホッグのテキサスリグを落とします。ここは毎回ギルの魚影がありますが、この日はそれさえ見ることができません。

そのまま横に移動しウィードや浮ゴミのある箇所を、レッグワームのダウンショットで探ります。そして浮きゴミの横に流木が浮いているスポットにダインショットを落とし、ボトムでシェイクするとコココッとあたりが。一瞬竿に重みが乗りましたが、すぐに外れてしまいました。ギルの可能性が高かったです。

レッグワーム炸裂!

そしてそこから数メートルのところに、ウィードや浮ゴミはありませんが大きな流木が横たわっているスポットに差し掛かりました。

流木付近にダウンショットを落とし探ります。すると着底し12秒シェイクした時にググッと竿に生命感が伝わります。リールを必死で回し魚を寄せていきます。見えた魚体は小さいながらもバス!無事に抜きあげ1匹目!今シーズン最後の片倉ダム釣行で何とかバスを釣り上げ一安心。時計を確認すると10時前でした。とにかくほっとしました。

シンカーは重めの5g。厚めの浮ゴミにもしっかり落せます。

得意スポットで追加なるか?

その後は、少し笹川筋の上流にある滝のあるスポットです。ただ滝と言っても水量があったのを見たのは雨の日の1回だけ。他はちょろちょろと水が滴り落ちるだけです。この日も若干水が流れているものの、その量は多くはありません。

このスポットは何度かバスを釣り上げている私の中での実績場です。

しかしこの日はバスからの反応はありません。友人がこのエリアを念入りに探っていたので、私は沖をヘビキャロのブルフラットで探る作戦に。ボトムの感触が手に伝わります。

そして数投目、ピックアップしようとした時にググッと生命感が竿を通して伝わってきます。

これは食いが浅かったのかすぐにフックアウトしてしまいました。

巨ギルGET!

この後は小坪井沢方面を目指します。途中、1匹目が釣れたエリアを再チェック。先ほどと同じようにレッグワームのダウンショットで探ります。するとまたもやググーッとあたりが!さっきより引きが強いっ!「よーっし!」必死にたぐり寄せますが、釣れたのは大型のギル・・・。にしてもでかいな。

大事件が!!!

そんなこんなでこのエリアをあとにし、地下トンネル入り口まで戻ってきました。

ここではスピナーベイトをカーブフォールさせ食い気のある魚を狙っていきます。時間はちょうどお昼の12時です。

ショートキャストで探っていきます。そして数投目。「ドカーンッ!」といきなり魚雷に引ったくられたような凄まじい重みが竿にのります。6.6フィートMクラスベイトロッドが弓なりに大きく曲がり、14ポンドフロロラインがキシキシと音をたてます。

今まで感じたことのないとてつもない生命感。ヒットした水深はおそらく50㎝前後だったと思います。水面近かったため、すぐに魚体を確認することができました。

そして見えた姿は経験のないほど大きなバス!「でかっ!でかっ!」と何度も叫びます。そして1回目のジャンプ!

バシャーン!バスの着水と同時に大量の水しぶきが舞います!ロッドを切り返すとバレると思いそのまま船首方向へ誘導。その間もロッド、ラインがきしんでいます。

そしてランディングネットに手をかけようとした時、2回目のジャンプ!

見たこともないような大型のブラックバスの姿に興奮し、バレる心配は不思議としませんでした。バスも最後の抵抗をしますが、何とかネットイン!

ボート上で改めて見るとやはりとんでもない大きさです!!「でかっ!でけー!まじででけーっ!」友人と何度も叫びます。

釣れて嬉しいという感情より、その大きさにただただ驚愕します。本気喰いだったのか14ozのスピナーベイトが丸呑みにされています。

大きさはなんと53㎝!!ランカーサイズを生まれて初めて釣ることができました!

流血が見られたため、手早く計測と写真を撮りすぐにリリース。

蘇生時間を多くとり見守っていると、大きな魚体をくねらせながら湖底に消えていきます。大きい分生命力も強いのでしょうか。

蘇生中に友人が撮ってくれた一枚。無事に回復してくれ!

釣れてくれてありがとう。怪我させてごめんよ。バスを見送ります。

チビーブル1/4オンスにトレーラーフックをつけたセッティングです

MMZノーシンカーで3匹目!

この時点でも嬉しい感情や安堵感ではなく、すごい魚だったなという気持ちの方が強かったです。

その後はちょこちょこ寄り道しながら黒滝まで到着。ここも普段は魚影をよく確認できるのですが、この日は生命感を感じることができませんでした。

終了時間もあとわずか。戻りながら気になるところだけ探っていきます。

途中、水深60㎝くらいのところに生えているウィードが目に止まります。

水草の中に隠れている魚いないかなと、MMZノーシンカーをキャスト。すると急にギュインと引っ張られます。ギルかと思いましたが、見えたのは小さいながらもバス!無事に抜きあげ3匹目!

大興奮でストップフィッシング!

今シーズン最後の片倉ダムを奇跡の50UPを含む3本で締めくくり有終の美を飾ることができました。

帰着し桟橋で若旦那さんから「どうでしたー?」と声をかけられ「50up釣れました」と報告。「すごいですね!」お褒めの言葉を頂きます。ステッカーと割引チケットを下さるとのこと。50upを釣れると良いことあるんだな・・・。

釣れた場所や時間、ルアー等の質問に答えながらボート屋さんまで戻ります。40upもあまり出ないのでハイシーズンでもないのに50upはすごいですよと言って頂きました。

ドラマティックなメモリアルフィッシュを手にすることもでき大満足でした!

来シーズンもまたお世話になります!

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