釣具屋さんやレンタルボート屋さんが主催で開催されるローカルトーナメントや、 JBトップ50のようなプロトーナメント、さらにアメリカのバス釣りプロトーナメントに参戦する日本人選手の活躍などで人気のバス釣り業界ですが、ブラックバスを巡る国内環境(情勢)は芳しくありません。
熱狂的なバス釣り愛好家がいる反面、ブラックバスは駆除の対象として扱われるケースも多く、キャッチアンドリリース不可なフィールドもあります。残念ながら今後は何かしらの規制が強化される可能性は十分にあります。
もちろんそうならないように、バスアングラーがマナーを守った行動をすることは必要不可欠です(釣り人のマナーより、外来種問題として日本の生態系を危惧する印象の方が強いですが)
ただ私もいちバス釣りファンとして考えたくもないですが、万が一日本でバス釣りが禁止されたら、どうしようか考えてみました。
バス釣りには他の釣りでは味わえない特有のおもしろさがあるので、他の釣りで代用は効きませんが、私は釣り自体が好きなので、釣りをやめるという選択肢はありません。今までやったことのない釣りに挑戦し、違う楽しみができるかもしれません。
そこでバス釣りが出来なくなったら、どういった釣りをするか考えてみました。
シーバス釣り
まずはブラックバスと同じスズキ科の魚のシーバスです。
一部のバス釣りのタックルを流用できたり、地域によっていはブラックバスと同じフィールドでも楽しめる釣りです。
あと河川ではレンタルボートエレキスタイルでもフィールドによってはシーバス釣りが可能です。エレキは購入価格も高額だったので、違う釣りでも使用できるメリットも大きいです。
リールやロッドだけでなく、ルアーも流用できるものも多いかもしれません。
トラウト

大型になると迫力もあります!
トラウト釣りは色々な楽しみ方がありますね。大自然の中で楽しめる渓流釣り、大会も開催されているエリアトラウト(管理釣り場・釣り堀)、あとバス釣りが禁止になったら継続されるかわかりませんが、一部のダム湖ではニジマスの放流が行われるフィールドもあります。ひとつひとつ考察してみましょう。
まずは渓流釣り。まさに自然と一体になって、「ザ・アウトドア」な釣りという印象です。経験がないので詳しくはわかりませんが、バス釣りからの道具の流用は難しいでしょう。リールやロッドだけでなく、大自然を相手にする釣りなので、身につける装備品もしっかりと用意しなければいけません。
また急な川の増水や、熊や蛇などの生き物にも警戒する必要があり、もし挑戦するなら、経験者にご指導いただきたいと思っております。
また禁漁期間が設けられているケースも多く、一年間いつでも渓流釣りができる訳ではないようです。
次にエリアトラウト。管理釣り場、つまり釣り堀です。私も何度か経験があり楽しませてもらいました。
釣った魚を併設するBBQで焼いて食べたりできる施設があるところもあります。レジャー施設で家族連れでも楽しめると思います。
ただバス釣りからのアングラーは、BBQなどがない管理釣り場でも十分楽しめるはずです。釣り場のルールにもよりますが、基本的にはスプーンルアーやクランクベイトなどを使用することが多いと思います。
バス釣りの一部のタックルの流用はできますが、ルアー類は新しく揃える必要があります(ただバス用ルアーよりはお値段は安いです)
スプーンひとつにしても、早巻きやボトムのズル引き、カラーローテーションで全く釣果が変わったり、少ししか経験はありませんが奥が深い釣りだと思いました。
(フライフィッシングは全くの無知なので記述は控えます)
あとは、レンタルボートトラウトフィッシングです。ダム湖の放流トラウトをレンタルボートで釣るスタイルです。ダム湖の想定なのでエリアトラウトボートフィッシングとも言えそうです。
これならバスタックルを流用できたりエレキも使用できます。放流数によっては狙って釣るのは難しいかもしれませんが楽しめそうです。
千葉のダム湖ではやっている方は少ないかもしれませんが、神奈川の芦ノ湖にはファンもいますね。しかも芦ノ湖ならニジマスだけでなく、他種類のトラウトもターゲットになります。今度、行ってみようかと思います。
カープフィッシング
私が最初に始めた釣りはいわゆる「パン鯉」です。お手軽かつ強烈な引きが楽しめます。その重厚感ある引きとスタミナはまるで重戦車のようです。ただ狙ってルアーで釣るのは難しいと思います。あとポイントをランガンしながら釣るというよりは、のんびり待つ釣りでしょうか。ただ私はサイトフィッシングで釣るのが好きで、パンを浮かせて水面で釣っていました。豪快なバイトではないですが、やはりトップは楽しいです。
ナマズ釣り
ニホンナマズです。専用タックルやルアーが発売され人気の魚種です。トップルアーへの反応もよく楽しめます。あまりボートから狙うシュチュエーションは少ないと思うので基本的にはランガン、おかっぱりです。もちろん日中でも釣れるようですが、夜行性なのでは、私は夕まずめにしか釣ったことがありません。引きも強く大型の個体もいて、何より愛くるしい顔に虜になります。
アメリカナマズ
霞水系などフィールドは限られますが、チャネルキャットフィッシュ。通称アメナマです。比較的簡単に釣れ引きも強いです。独特の首振りでバスとは違うファイトが楽しめます。ただしニホンナマズと違いルアーで狙って釣るのは難しくエサ釣りがメインになると思います。なおもちろん食べれます(食べたことないけど)
海釣り
魚種が多くこの記事では割愛します。
まとめ
以上バス釣りが万が一出来なくなった場合のことを考えてみました。そうならないように祈るのはもちろん、自分ができることをやっていき末永く日本でバスフィッシングを楽しめる環境が続くといいと思っています。
あと各釣りにはそれぞれの楽しみがあるので、バスフィッシングの代用と考えるより、それぞれの釣りの良さを感じて楽しむ方がいいですね!
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