バス釣りで多用される重さの表記「オンス」。なぜ少数ではなく分数で表すのか調べてみました。
結論はバスフィッシングの本場アメリカではヤードポンド方が主流であり、それは分数と相性が良く、アメリカ人にとって馴染みがあるということです。
※個人的な解釈を含みます。また独自調査に基づいたものなので、間違えがあればご指摘ください。
オンスからグラムへの変換は難しい!?
早速ですが私はオンス表記をグラムに脳内変換するのが苦手です。
とは言え脳内変換できなくても、よく使うものは自然といくつかは覚えられました。
1/32オンスは0.9グラム。3/64オンスは1.3g。1/2オンスは14グラム。この辺は目にする頻度も高いので馴染みがあります。
しかし1/26オンス 5/32オンスこうなってくるともうわかりません。せめて分母くらい揃えてよ泣 私はそう思います。普通に考えて1.1g、4.4gと表記した方がわかりやすいです。
ではなぜ釣りで使われるオンスは少数ではなく分数で表すのでしょうか?
アメリカでは「ヤード・ポンド法」が主流!
アメリカでは長さや重さを表すときに「ヤード・ポンド法」を主に使用しています。
長さはヤード、重さはポンドという単位を基準とした考え方が「ヤード・ポンド法」です。ちなみにヤードポンド法は現在、ほぼアメリカしか採用していません。
日本をはじめほぼ全ての国で採用されているメートルとキログラムを基準とした考え方の「メートル法」が世界的には主流となっております。
確かに日本に住んでいると、格闘技の試合くらいでしかポンドって聞かないですよね。
アメリカでは12進法が主流!
またアメリカは10進法以外の数の数え方が習慣化しています。
主に12進法です。
進法とは数の数え方の考え方のことで、下の位の数字が●個集まると次の位に繰り上がる数の表現方法です。
例えば10進法は0〜9までの10個の数字で表し、10になるとケタが上がります。
ちなみに時間は60進法です。時間の下の単位の分が60個集まると60分で1時間という感じです。
アメリカでの12進法の代表的なものは1ダース12個ですよね。
ヤードポンド法と12進法は分数と相性がいい!
ヤードポンド法の表記の例ですが
1インチを0.0833フィートと表すより1/12フィート
1フィートを0.333ヤードと表すより1/3ヤード
1オンス0.0625ポンドと表すより 1/16ポンド
という具合です。
そして12進法も分数と相性が良いです。
12という数字は2、3、4、6で割り切れます。
確かに12当分したピザを3つ食べる時に3/12、1/4(クウォーター)と表現した方がわかりやすいです。0.25(%)食べるというと違和感がありますよね。
つまりヤードポンド法と12進法が定着しているアメリカでは分数で表すことが一般的になっています。
そしてバスフィッシングのリーディングカントリーのアメリカの影響が大きいため必然的に釣具にもオンス、ポンドが使われ、それと相性が良い分数を自然と使用していると考察しています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
コメント