みなさまは「ヨッキれん」こと平沼義之さんという探索家をご存知でしょうか。
著書やDVDを出されていたり、イベントや公演、TV出演もしている著名な探索家です。
私はたまたまX(Twitter)で平沼さんを知り、「山さ行がねが」というブログを運営されていることを知り拝見させて頂きました。
その中で私のホームフィールドの片倉ダムの探索レポートの記事があり、今回はこの平沼さんと探索レポートをネタバレしないようご紹介致します。
(平沼さんの探索資金はブログによるところもあるようなので、陰ながら応援させて頂く意味もあります)
平沼さんは秋田県のご出身でブログ名の「山さ行がねが」というのも秋田弁で「山に行かないか」という意味だそうです。
マウンテンバイクと徒歩という体ひとつで、日本中にある廃道や旧道、廃トンネル等を探索してブログでレポートしています。
またひとつひとつのブログの濃さや量が圧倒的で、1人で探索されたとはとても思えないレポートです。
片倉ダムのレポートだけでも20近くあり1記事ずつもとてもボリューミーです。
この片倉ダム編のブログは、たまたまダム周辺で会ったおじいさんから、「昔、この地域には木を伐るためのトロッコがあり今も残骸が残っている。またそこに距離の長いトンネルもあった」という話を聞くことから始まります。
そもそも片倉ダムのある千葉県には木を伐るためのトロッコという森林鉄道は過去に無かったというのが、森林鉄道に精通している人の中では常識のようで、公式な記録にもそのような記載はないとのことです。
まさにこのレポートは今までの常識を覆す「幻のトロッコの痕跡を探し、トンネルを発見する」内容です。
ネタバレになるので深くは書きませんが、とにかく見て欲しい!というのが感想です。太古の姿を残した房総半島のまさに原生林を思わせる悪路を身ひとつで突き進み、映画やフィックションの小説を読んでいるかのごとくドキドキワクワクします!
ちなみに写真も多く、マジでそんなとこ行くの!?と何回思ったことか分かりません。和製インディーンジョーンズですか!?と思うほどです。
読み物としても非常におもしろいですが、釣り人としては「釣れるための有益な情報はあるの?」ということが気になりますが、正直こればかりは分かりません。
ただダム化する前の姿もうかがい知ることができ、要所で地形的な秘密?も分かります。「なるほど、だからあの場所はこうなのか!だからあの場所で釣れたのかも!」という新しい発見はありました。
時空を越えて、ダム化以前の笹川湖に出会えた気がしました。片倉ダムが好きならぜひ読んで歴史に触れて頂きたい!本当におすすめです!
私たちが良く耳にする地名も数多く出てくるので、昔の片倉ダムを想像しながら釣りをするのも非常に感慨深いと思います!
※「山さ行がねが」の他の記事で私のおすすめはこちらです↓
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